平野コレクション hir022

白雲陶器、花瓶(はくうんとうき、かびん)

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  • 商工省陶磁器試験所
  • 1933(昭和8)頃
  • h23.6, φ8.0
  • 試二二、白雲陶器 (『平野陶磁器コレクション解説書』標本番号)

ドロマイト(白雲石)を原料に用い、低火度焼成の軽量陶器。
本品は、これまで陶磁器素地として使用してこなかった国産の「ドロマイト」(白雲石)を原料とした素地とする陶器であり、商工省陶磁器試験所が研究・開発し1933年4月に白雲陶器と名付けたものである。
本陶器の特長として、素地・釉薬ともに低火度で焼成でき、各色釉の色が容易に出せ、軽くて収縮率が小さく、製造費も安いなど多々挙げられる。

  • Ceramics Laboratory,Ministry of Commerce
  • (C) 2013 Museum, Tokyo Institute of Technology.