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サイエンスカフェ2008 第4回

篤姫、江戸城、大奥

WebFig.jpg「御小座敷」(写真提供:NHK)

講師:平井 聖
    昭和女子大学特任教授、東京工業大学名誉教授

日時:2008年11月20日(木)
    18:30〜(開場 18:00)

対象:どなたでも 参加無料
    飲み物・軽食付き
    定員60名

会場:東京工業大学百年記念館
    3階フェライト記念会議室

 NHKで今放映中の大河ドラマ「篤姫」を見ていらっしゃる方、意外に多いようです。ご覧になるとき、テレビに映る画面の何処に注目なさっているでしょうか。もちろん、登場人物でしょう。しかし、舞台装置なしに芝居は始まりません。篤姫が夫である将軍家定と五目並べをしていたシーンを覚えていらっしゃいますか? あの舞台は、大奥での将軍の寝室「御小座敷」です。篤姫の時代の江戸城大奥の「御小座敷」は、どのようにして再現されたのでしょうか。テレビの「御小座敷」は、篤姫時代の「御小座敷」そのままではありません。どこが違うのでしょう?「御小座敷」の前の廊下が、「御鈴廊下」です。将軍が大奥に入るのを知らせるために、鈴を鳴らしました。その鈴を鳴らす装置は、どのようになっていたのでしょうか。大奥を建てるときに大工が作った本物の図面を見ながら、考えてみたいと思います。