平野コレクション hir001

吾妻焼 釉下彩鉢(あずまやき ゆうかさいはち)

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  • ゴットフリート・ワグネル(1831-92)/植田豊橘(1860-1948)
  • 1884(明治17)頃
  • φ15.7
  • 試一、旭燒 鉢 (『平野陶磁器コレクション解説書』標本番号)

ワグネル試験所で植田豊橘(1860-1948)の製作監督による研究試作品。
旭焼は我国における近代窯業の父といわれるゴットフリート・ワグネルの創案になるもので、釉下に日本古来の絵画描法を施した芸術的価値の高い低火度焼成陶器である。ゴットフリート・ワグネルは明治16年からこの研究に着手し、明治18年には農商務省の補助を得て赤坂葵坂に試験工場をつくり、吾妻焼と命名したが、明治20年に設備を東京職工学校に移して旭焼と改称した。

  • Gottfried Wagener/Toyokiti UEDA
  • AZUMAYAKI Bowl, underglaze with heron design
  • (C) 2013 Museum, Tokyo Institute of Technology.