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第12回特別展示・講演会
東工大大岡山キャンパス ーその歴史と未来ー

下記の展覧会情報は変更される場合があります。最新情報につきましてはお問い合わせください。

東工大大岡山キャンパス -その歴史と未来-↑チラシのダウンロード

キャンパス展チラシ裏面100921.pdf

会期:2010年11月4日(木)~12月3日(金)
   10:00 〜 17:00 日曜休み/入場無料 
  *但し、シンポジウム、ギャラリートーク開催日は20:30まで延長

会場:東京工業大学百年記念館1階 展示室


□シンポジウム 
 「大岡山キャンパスのこれから ーサイエンスパークをめざしてー」
 日時:11月17日(水) 18:00〜20:30(開場:17:30)
    鼎談:安田幸一(東京工業大学大学院理工学研究科教授)
       佐藤政弘(東京工業大学施設運営部部長)
       平賀達也(ランドスケープ・プラス)
    司会:藤岡洋保(東京工業大学大学院理工学研究科教授・実行委員長)

 会場:百年記念館3階 フェライト記念会議室
 対象など:一般・学生 / 申し込み不要
      参加無料 / 定員約100名(先着順)

□ギャラリートーク
 日時:11月12日(金)、11月24日(水) いずれも18:00〜20:00
 解説:藤岡洋保
 会場:百年記念館1階 展示室 / 参加無料 / 申し込み不要

□キャンパス・ツアー
 第1回 11月10日(水)   14:00〜15:30(学内向け)
 第2回 11月18日(木)   14:00〜15:30(学内向け・一般も参加可)
 第3回 11月23日(火・祝) 14:00~15:30(一般向け)
 各回定員約30名(要申込・参加無料)

 申し込みは各回とも開催前日正午までに、氏名・年齢・所属・連絡先
 をご明記の上、メール(cent.exhibit@jim.titech.ac.jp)
 または、FAX(03−5734−3348)にてご応募下さい。


 1923(大正12)年9月の関東地震で蔵前のキャンパスが罹災した東京高等工業学校は、同年末に、田園都市株式会社(現・東急)が土地取得を進めていた大岡山に新キャンパスを求めました。しかし、移転時に得られたのは3つの飛び地で、そのうちの2つは鉄道で隔てられているという、キャンパスを計画するのがむずかしいもので、そこに仮校舎が分散して建てられたものの、1929(昭和4)年に大学に昇格した本学の震災復興事業を円滑に進められないような状況でした。三鷹への再移転を検討せざるを得ない事態になって、大岡山の商店街から移転反対運動が起こったほどです。ここで、大井町線の新設用地として本学土地の割譲を希望していた目黒蒲田電鉄株式会社(田園都市株式会社の後身)が地元の地主との土地交換の仲介を引き受け、現在の大岡山キャンパスの敷地外形が大岡山駅北側をのぞいてほぼ固まったのが1931(昭和6)年頃で、その過程で本館の位置が決まり、それに先行して、分析化学教室と水力実験室が別棟でつくられました。そして、本館後ろには実験工場群が、石川台地区には建築材料研究所、資源化学研究所、精密機械研究所が建てられました。これらの建物がすべて完成した1938(昭和13)年の時点で、ようやく大岡山キャンパスの骨格が整ったといえます。
 戦中・戦後の厳しい時代が終わり、1960(昭和35)年頃から、高度な技術者の養成が日本の発展のために急務とされるようになったのにともなう学科・専攻の増設や定員増にあわせて、多くの建物が新設されました。それらは予算獲得にともなって次々に建設され、いまでは建物がかなり密集した感じのキャンパスになっています。1938(昭和13)年当時と比べると、大岡山地区の建物の延床面積合計は4倍弱になっています。
 キャンパスの整備を図るべく、計画がいくつかつくられましたが、その提案が実現したのは一部だけでした。その一方で、本館前にプロムナード(広場の設置)を配して人が集える場に変えたとか、東工大蔵前会館(TTF)建設の際にキャンパス境界の塀を廃止して地域との関係を連続的にした(地域への貢献)とか、新設附属図書館を地下に建設する(地下の活用)など、キャンパスのあり方についての新しい提案も近年見られるようになってきています。
 このような変革期に創立130周年を迎えるにあたって、本学の発展のためにも、大岡山キャンパスの今後について考えることは重要な課題といえましょう。
 今回の展示会は、大岡山キャンパス形成の過程、折々の将来計画、キャンパス内の有名建築などを紹介しながら、一般の人々にも門戸を開きつつ、シンポジウムやキャンパス・ツアー、ギャラリー・トークをあわせ行って、これからの大岡山キャンパスのあるべき姿を模索するための手がかりを提供しようとするものです。

「東工大大岡山キャンパス — その歴史と未来 —」展実行委員長
大学院理工学研究科教授 藤岡 洋保

 主催/東京工業大学百年記念館
 共催/東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻
 協賛/東京工業大学創立130周年記念事業準備室
 後援/大田区教育委員会 目黒区教育委員会 社団法人蔵前工業会
 協力/東京工業大学施設運営部
 展示協力/理工学研究科建築学専攻藤岡研究室 人間環境システム専攻奥山研究室
      計算工学専攻亀井研究室


 問い合わせ:東京工業大学百年記念館
       TEL 03-5734-3340  FAX 03-5734-3348
       E-mail cent.exhibit@jim.titech.ac.jp

「大岡山キャンパス -その歴史と未来-」展 展示風景

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「展示会場」

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「展示会場」

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「昭和13年頃の大岡山キャンパス模型(第一部展示)」

東工大大岡山キャンパスーその歴史と未来ー

会期:2010年11月4日(木)〜12月3日(金)10:00〜17:00
   (ただし、初日のみ 13:00開場)
   日曜休み/入場無料

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フェライトの80年〜東工大とTDK 日本オリジナルの発明が世界的事業に〜

会期:2009年10月13日(火)〜20日(火)10:00〜17:00
   (ただし、10月13日のみ 13:00開場)
   会期中無休/入場無料

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坂本一成 建築展『日常の詩学』

会期:2008年10月2日(木)〜21日(火)10:00〜17:00
   (ただし、10月6, 8, 16日のみ 20:30まで開場)
   会期中無休/入場無料

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光で拡がるネットワーク ーレーザと光通信ー

会期:2008年7月17日(木)〜26日(土)10:00〜17:00
   会期中無休/入場無料

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