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第8回特別展示・講演会の内容詳細

先端ロボットの世界 -社会に役立つロボットの創造-

下記の展覧会情報は変更される場合があります。最新情報につきましてはお問い合わせください。


■ロボットのしくみと開発ものがたり(講演会)
日時:2006年7月23日(日)~30日(日)13:00~14:00
申込方法:事前申込み制 (申込定員:500人/空席があれば当日の参加も可)
会場:東京工業大学大岡山キャンパス 70周年記念講堂

内容:
7月23日(日) 広瀬 茂男(東京工業大学 大学院理工学研究科 機械宇宙システム専攻 教授)
[生き物に真似たロボットの開発(ヘビロボットとクモ型歩行ロボット)]
 はじめに、実際のヘビはどうして足が無いのに移動できるのかをお話しし、ヘビのように動くロボットの運動やウミヘビロボットの遊泳を説明します。さらに、4足動物の歩き方を説明し、4足で歩いたりローラースケートをするロボット、崖に登ってゆく重さ7トンの巨大4足歩行ロボット、などのお話をします。

7月24日(月) 杉本 浩一(東京工業大学 大学院理工学研究科 機械物理工学専攻 教授)
[工場での作業を行うロボット(産業用ロボット)]
 工場で色々な製品の組立作業を行うために使われているロボットの形とその動かし方をお話します。またこのようなロボットを動かすためにはどのような知識と技術が必要かを、実際のロボットの動きを映像で紹介しながら説明します。さらに、現在の工場でのものの作り方を紹介し、この作り方に適応するためのこれからのロボットに必要な機能を紹介します。

7月25日(火) 広瀬 茂男(東京工業大学 大学院理工学研究科 機械宇宙システム専攻 教授)
[人を助けるロボットの開発(レスキューロボットと地雷探知ロボット)]
 はじめに、大震災の後などに倒壊家屋の下に埋まった人々を助ける多節探査ロボット、日常生活で使っていて災害時に人命救助に利用できる機器のお話をします。さらに、現在の地雷の様子をお話しし、現在開発している地雷原にバギー車両に搭載したアームで近づいて地雷を探るロボットの開発についてお話します。

7月26日(水) 小俣 透(東京工業大学 大学院総合理工学研究科 メカノマイクロ工学専攻 助教授)
[医療福祉に役立つロボット技術]
  お腹を大きく切開しないで、小さい切開から機具を使って手術する方法が普及してきています。しかし直接手が使えないので、高度な技量が必要です。このような手術を容易にするロボット技術についてお話します。一方、福祉機器には大きな力を出すことが要求されます。小型のモータで大きな力を出す方法についてお話します。

7月27日(木) 塚越 秀行(東京工業大学 大学院理工学研究科 機械制御システム専攻 助教授)
[流体で人を救え!~災害救助からリハビリ支援まで~]
 流体には、変幻自在、膨張、圧縮、柔軟...等のさまざまな性質があります。これらを駆使して、面白い動きをするちょっと変わったロボットを紹介します。そして、このようなロボットがどのようにして災害現場の救出作業や、リハビリ現場での人体活性化に役立つかを説明します。

7月28日(金) 岡田 昌史(東京工業大学 大学院理工学研究科 機械物理工学専攻 助教授)
[ロボットの「からだ」と「知能」]
 機械の知能とは何でしょうか?「人工知能」は計算機の中という理想的な世界での知能であり、情報にあふれる実世界の中では歯が立ちません。「生物の進化」にヒントを得たロボットの知能の設計法についていっしょに考えてみましょう。

7月29日(土) 小川 秀樹((株)東芝 研究開発センター ヒューマンセントリックラボラトリー)
[ロボット情報家電 ApriAlpha(TM)(アプリアルファ)-生活支援ロボットを目指して-]
 東芝では、今後の少子高齢化社会に向けて、人と共存して生活支援を行うロボットの開発を進めています。そのエントリーコンセプトモデルとして、家庭内ネットワーク環境で機器操作や情報提供を行うロボット情報家電 ApriAlpha(TM)アプリアルファを開発しました(展示中)。これまでの開発経緯と現状の取り組みを紹介します。[20分]

7月29日(土) 横田 泰宏((株)東芝 研究開発センター 機械・システムラボラトリー)
[からくりと万年時計]
 先月、国の重要文化財に指定された「万年時計」は、「からくり儀右衛門」と呼ばれた田中久重による傑作和時計です。国内外のからくり・時計の歴史を絡めながら万年時計製作に至る道程、構造などを説明します。[40分]

7月30日(日) 三平 満司(東京工業大学 大学院理工学研究科 機械制御システム専攻 教授)
[制御ってなに?:ロボットはできた、さあ、どう動かそう]
 ロボットを思い通りに動かすためにはどのような技術が必要なのでしょうか。ロボット展で展示している「倒立振子(人が手のひらで傘を立てることを機械に行わせる)」や「玉ころがし(板にはさんだ球と板の位置を望みの位置にする)」など、ロボットの望ましい動きを実現させるための技術としての「制御」について説明します。




■機械・ロボットを創る~ものづくり体感ワールド
工学部機械知能システム学科の企画として、展示と研究室公開が実施されます。
日時:2006年7月27日(木)~29日(土)
        7月27日(木)13:00~17:00
        7月28日(金)10:00~17:00
        7月29日(土)10:00~16:00
開催時間は、ポスターの案内時間(13時-16時)より長くなりました。
日によって時間が異なりますのでご注意ください。
会場:東京工業大学大岡山キャンパス 石川台1号館1階エントランスホール/
    2階253号室(機械知能システム学習室)

内容:
1. 流れに逆らって進むロボット
  風に逆らって進むロボット車両の製作・実演が行われます。
2. 熱エネルギーを使って
  マイクロ蒸気機関車の展示・運転が行われます。
3. 立体の作図と組み立て
  3次元CADソフトウェアを操作して機械部品の設計と組み立てが体験できます。
4. マジックハンドを作ってみよう
  プラスチック板を加工してマジックハンド作りが体験できます。
5. 知能化地球儀
  玉の上にあっというまに世界地図を描いて、都市と都市を結んでみます。
6. 射出成形による部品の大量・高速製作
  「プラスティック部品はこうして作られる!」というところが見られます。
7. スマートな指輪
  宝石と貴金属が美しく溶接されるところが見られます。
8. マイクロアセンブリ
  顕微鏡を見ながら行う小さな小さな組立作業を体験できます。
9. 凹凸の世界
  表面形状がレーザを使ってあっというまに測定されるところが見られます。
10. 中の小さな傷が大きな事故にならぬよう
  超音波を使って金属内部の傷のありかを探します。
11. 赤外線で見る世界
  触らずに測る体温計を使ってみよう。
12. 写真をぴったり貼り合わせ!
  複数の写真をくっつけて大きな写真を作りましょう。

その他:体験・実演を含め、すべて無料でご参加いただけます。
     事前のお申し込みは必要ありません。
     ご来場の方に参加賞として、射出成形技術によって作成されたオリジナル学科名・ロゴ入り
     キーホルダーが贈呈されます。また、ご興味がおありの方には学科紹介CDも贈呈されます。


東工大大岡山キャンパスーその歴史と未来ー

会期:2010年11月4日(木)〜12月3日(金)10:00〜17:00
   (ただし、初日のみ 13:00開場)
   日曜休み/入場無料

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フェライトの80年〜東工大とTDK 日本オリジナルの発明が世界的事業に〜

会期:2009年10月13日(火)〜20日(火)10:00〜17:00
   (ただし、10月13日のみ 13:00開場)
   会期中無休/入場無料

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坂本一成 建築展『日常の詩学』

会期:2008年10月2日(木)〜21日(火)10:00〜17:00
   (ただし、10月6, 8, 16日のみ 20:30まで開場)
   会期中無休/入場無料

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光で拡がるネットワーク ーレーザと光通信ー

会期:2008年7月17日(木)〜26日(土)10:00〜17:00
   会期中無休/入場無料

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