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資史料館へようこそ

 本資料館は、東京工業大学に設置された「資史料館」を前身としています。この度、東京工業大学と東京医科歯科大学が統合して東京科学大学が誕生したことから、東京科学大学資史料館となり新たなスタートを切ることになりました。その目的・任務の方向性は従前と基本的に同じですが、その視点は新大学がカバーする理学・工学・医学・歯学・リベラルアーツを含む「科学」というより多様な領域に広がりました。
本資料館は開館から11年あまりと、東京科学大学の前身である東京工業大学と東京医科歯科大学の創立がそれぞれ144年前および97年前であることを考えると、その歴史はまだ浅いものです。その一方で、昨今の社会環境はDX化推進や生成AIの利用が進み、それと共に日々生み出される文書類は紙・デジタル媒体を含めて膨大な量になり、過去と比べて加速度的に増えているようです。その結果、新しく生みだされた文書に押し出される形で古い文書は置き場がなくなり、廃棄・散逸しやすい状況にあるといえます。このような中、資史料館が持つ役割は重要であり、その時々の状況に左右されず歴史的に価値ある資史料を後世にしっかりと伝えることを続けていきたいと考えています。今後とも皆様方の益々のご利用、ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

令和6(2024)年10月 東京科学大学資史料館運営室長 小林隆夫