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資史料館の概要

 平成25(2013)年4月1日、東京科学大学博物館の前身である東京工業大学博物館に資史料館部門が設置され、「資史料館」としての活動を開始しました。その目的・任務は東京工業大学の歴史ならびに国内外の工業教育史にかかわる各資史料(大学文書および記録史料)を収集、調査・研究し、整理・保存して、学内外に公開するとともに、教育・研究・年史編纂に役立てることとしていました。 令和6(2024)年10月1日に東京工業大学と東京医科歯科大学が統合して東京科学大学が誕生したことに伴い、本資料館は東京科学大学資史料館となりました。その目的・任務の方向性に変わりはありませんが、新大学はその理念や名称が示すとおり、カバーする領域が理学・工学・医学・歯学・リベラルアーツを含む「科学」に広がったことから、本資料館もそれに応じてより広い視点に基づいた活動を進めていきます。

公文書室について
 平成27(2015)年4月1日に、資史料館の中に「公文書室」(正式名称は国立大学法人東京工業大学博物館資史料館部門公文書室)を設置し、「国立公文書館等」としての指定を受けました。平成23(2011)年4月から施行された公文書管理法の規定では、国立大学法人で作成された法人文書は、決められた保存期間が満了すると、「特定歴史公文書等」として「国立公文書館」または指定を受けた各大学の「国立公文書館等」で保存するか、廃棄するしか方法はなく、単なる資史料として今までのように各部局で適当に保存することはできなくなりました。本公文書室が国立公文書館等の指定を受けたことにより、公文書管理法で定められた本学の特定歴史公文書等を適切に保存・管理し、公開する業務が学内でできるようになりました。大学統合を機に名称が国立大学法人東京科学大学博物館資史料館運営室公文書室に変わりましたが、新大学における役割・機能は同じです。

業務内容について
 資史料館および公文書室では、開設以来これまで以下の業務を行なってきました。
(1)文書類の収集・整理・保管:特定歴史公文書、同窓生等の学内外の個人や団体からの寄贈文書類、刊行物・印刷物
(2)閲覧窓口:研究者や卒業生あるいはその親族等からの問い合わせに対応
(3)展示会の開催:博物館と共催で特別・企画展示開催、「今月の一枚」シリーズの展示
(4)講習会等の開催:法人文書管理研修および保存期間満了時の措置に関する打合せ実施
(5)広報活動:「公文書室だより」や「とっておきメモ帳」などの発行。
 これらに加えて今後は時代の趨勢や社会の要請に応えるべく、デジタルアーカイビングとデジタルコンテンツの充実を進めて行く予定です。