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機械遺産第3号「足踏旋盤」里帰り展示・講演会
ーマザーマシンの原点をみるー

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「足踏旋盤」
(明治8(1875)年 伊藤嘉平治作)


日時:2008年11月22日(土)
   14:00〜(開場 13:30)


会場:東京工業大学百年記念館 1階展示室
  (入場無料/申込不要/定員150名)


対象:高校生〜一般

□プログラム
 講演1 長谷川雅康(鹿児島大学教育学部教授)
     「薩摩藩の集成館事業を読み解く −製鉄と工作機械の関連から−」

 講演2 齋藤義夫(東京工業大学大学院教授)
     「足踏み旋盤,マザーマシンと物つくり」

 講演終了後,特別展示室の自由見学

  • 現存最古の動作可能な「スターリングエンジン」,世界最初の蒸気タービン「パーソンズタービン」,大型紡織機類,東工大で研究・開発されたロボットをはじめ,東工大における研究・開発の代表的な歴史に関する展示をご覧いただけます


 東京工業大学には,明治8(1875)年頃,日本で製作された,最初期の全鍛鉄製足踏旋盤があります。山形の人,伊藤嘉平治が,わが国の民間最初の機械類製造工場「田中製造所」(明治8年からくり儀右衛門こと田中久重創設,現東芝)で学び,山形に帰って製作したものとされ,昭和17年(1942)年,東京工業大学に寄贈され,工作機械研究の参考に供されてきました。
 その後,愛知県犬山の博物館明治村に寄託展示されてきましたが,日本機械学会創立110周年記念事業としての「2007年度『機械遺産』第3号」に認定表彰されたことから,今回の里帰り展示と講演会を行うことになりました。

実行委員長・大学院理工学研究科教授
岸本喜久雄

主催 東京工業大学百年記念館
協力 機械物理工学専攻 機械制御システム専攻 統合創造工房
   附属科学技術高等学校科学技術科